こんんちは、めるるんです(*’ω’*)
小学校低学年の一人娘が不登校になって1年が経ちました。
この1年わが家は本当にいろんなことがありました。
この記事では娘の1年と私の1年を振り返ってみようと思います。
不登校になった娘の1年
まずは娘の1年です。
小学校2年生で不登校になった娘は現在3年生になりました。
不登校初期(~4か月ごろ)
不登校初期のころの娘の様子です。
まだ小2なので基本的にリビングで過ごします。ごはんもお風呂も寝るのも親と一緒。
学校に行かなきゃと思うとお腹が痛くなっていました。
- 夜あまり眠れない
- 近所を出歩くのを嫌がる
- 良い子でいようとする
夜あまり眠れない
不登校初期のころ、娘は夜なかなか寝ようとしませんでした。
私は娘と一緒に寝ていましたが、娘はいつも何か言いたげな感じで
「嫌だなぁ、どうしよう・・・はぁ」
こんなことを言っていました。
私がどうしたのか聞くと、
「明日どうしたらいいの?」
と聞いてきます。
きっと寝て朝になったら学校に連れて行かれるのでは?と思っていたんだと思います。
寝てくれないと困るので私は「明日も学校に行かなくてもいいよ」と答えていました。
学校に行かなくてもいいんだとわかると、娘は安心して眠れるようになりました。
近所を出歩くのを嫌がる
不登校初期のころ、娘は近所を歩くことを嫌がっていました。
特に放課後の時間はクラスメイトに会うことを恐れ、帽子を深くかぶりコソコソ歩いていたこともあります。
良い子でいようとする
娘が不登校になり、私はいつもイライラしていました。
そんな私に娘は気を遣い、良い子でいようとしていました。
私に言いたいことを我慢し、勉強をする、いつも私の顔色をうかがっていました。
勉強することは良いことですがあるとき、
「ママのために勉強したよ」と言われて悲しくなったことがありました。
そんな理由で勉強してほしくない、そう思い「勉強しなさい」とあまり言わなくなりました。
不登校から半年経ったころ
娘が不登校になってから半年経ったころ、
わが家では平日の昼間に娘が家にいることがもう当たり前になっていました。
夫も私も学校に行かせようとはしません。
そのころの娘の様子です。
- 遅寝遅起き
- 食欲が出てきた
- YouTube大好き
- 勉強はたまに自主的にする
- 外出はできる
- 子どもは苦手
- 学校は行きたくないと言えるようになった
遅寝遅起き
このころは遅寝遅起きでした(;^ω^)
夫と一緒に夜11時ころまでゲームをしていました。
朝も当然起きません。
完全に親の私たちが悪いんですが、学校に行かなくなると朝起きる必要もなくなるのでこうなってしまいました。
ただ用事があるときは起きることができるので、まぁ大丈夫かなと・・・
食欲がでてきた
娘が不登校になってからとにかく食べる量が増えたと思います。
よく不登校になると、ずっと家にいて運動不足なので太ってしまうと聞きます。
しかしもともと娘は背も小さいし体重も軽すぎるので、
「ずっと家にいるんだからもっと食べて!」と思っていました(;^ω^)
好きなときにいつでも食べられる今の方が、体重も増えやすくなったと思います。
YouTube大好き
娘は学校に行っていたころからYouTubeが大好きでした。
不登校になった最初の頃はYouTubeを禁止にしていましたが、私の方がもちませんでした・・・
だってYouTubeを見せないと私がずっと遊び相手しないといけないんですよ!( ;∀;)
なので
「もうYouTube見ていいよ!っていうか見てて!私を休ませて!」
って感じで見せるようになりました。
あとずっと家にいてもやることが他にありません。
(理想はホームスクーリングで自分で勉強しててほしかった・・・)
暇なのでずっとYouTubeを見ていました。
勉強はたまに自主的にする
不登校初期のころは毎日勉強をさせようと私が頑張っていました。
しかし娘は私がいないと勉強をしないタイプ(;^ω^)
しだいに私がしんどくて勉強させることをやめてしまいました。
すると不思議なことに、自主的に勉強するときがたまーにあるんです!
本当にたまになんですが自主的に勉強する方がすごい!
子どもは親が言わなくても自分からやるのでは?と思うようになりました。
不登校になってから1年
不登校になってから1年、現在小学3年生の娘の様子です。
- 少しだけ早起き
- YouTube大好き
- 勉強はほとんどしない
- 意外と漢字が読める?
- 本を少し読むようになった
- 友だちが欲しくなってきた!!
こんな感じですが、1番の変化は友だちを欲しがるようになったことです!!
これは驚きました( ;∀;)
いつも大人としか会わないし、同年代は苦手なんだろうなと思っていたので安心しました。
フリースクールは小4から入れるところがほとんど。もしかしたらそのくらいから家よりも外の世界に行きたい、友だちがほしいって思うようになるのかもしれません。今すぐは無理だけどいつかはフリースクールに行って同年代の友達を作ってほしいです。
不登校の母の1年
次は私の1年です。
実は娘が不登校になり一番変わったのは私では?と思っています。
娘が不登校になって1年、たくさんの情報を集めてきました。
また実際に不登校の親の会に参加したり、発達障害について学んだり、日本の学校教育に疑問を持つようになったりと、
これまで知ろうともしなかった新しい世界に踏み入れた気がします。
娘が不登校初期の私(~2カ月ごろ)
娘が不登校になったばかりのころ、このころが一番つらくて家族仲も最悪でした。
そのころの私はこんな感じ。
- 毎朝欠席連絡から始まる
- 娘に勉強をさせる
- 寝込む
- 学校からかかってくる電話におびえる
- 夫と上手くいかなくなった
毎朝欠席連絡から始まる
このころは毎朝娘に今日は学校に行けるのかの確認から始まります。
私が怒っても娘は布団から出られず泣くので、毎朝学校を休む連絡をしなければなりません。
これが本当につらかった・・・
娘の学校は電話ではなくアプリで欠席連絡ができるのでまだ楽でしたが、それでも毎朝つらかったです。
娘に勉強をさせる
そしてこのころは毎日、学校に行かない娘に家で勉強をするようにと怒っていました。
娘も学校に行くよりも家で勉強したい!って言っていたのですが、もともと勉強は苦手だし嫌いなので長くは続きません。
しかも私が横について教えないとやらないので、だんだん私がイライラしてきます(/_;)
国語の本読みもスラスラ読めない、
漢字の練習も上手く書けず注意すると泣く、
算数の計算も間違いだらけ、指摘するとやる気をなくす・・・
毎日こんな感じでした。
なんでこんな簡単なこともできないんだろうって焦りました。
私は無意識のうちにがっかりした顔をよくしていたらしく、娘はそんな私の顔を見るのが嫌だったようで上手くいきませんでした。
寝込む
毎日学校に行けない娘と一緒にいると私の方が精神的におかしくなってきます。
勉強教えるのもイライラして怒ってしまって自己嫌悪。
毎日つらくて泣いていてよく寝込んでいました。
学校からかかってくる電話におびえる
娘が不登校になり担任の先生から週1くらいのペースで電話が来るようになりました。
娘が家でなにをしているのか、娘の体調などを聞いてきます。
先生は私を責めてくることはないですが、家であまり勉強もせずYouTubeを見ていることを伝えるのが嫌でした。
学校からの電話もいつかかってくるのかわからなかったので、平日の夕方になるとビクビクしていました。
夫と上手くいかなくなった
娘が不登校になり一番つらかったのは、夫が私を責めて娘を怒って学校に行かせようとしたこと。
これはどこの家もあるあるかもしれません。
子どもが不登校になると夫婦仲は最悪になり、子どもは父親を避け、最悪離婚するっていう話もよくあるそうです・・・
わが家も夫婦仲が悪くなりました。
私だって毎日どうしていいのかわからないのに「学校に行かせる努力をしろ」って夫から責められる。
そうなると今度は私が娘を責めてしまう・・・
これじゃあ娘の居場所がなくなってしまします。
そして「いっそ離婚した方が良いのでは?娘のためにもこの人はいない方が良いのでは?」って考えがよぎります。
娘が不登校初期の私(3カ月~半年ごろ)
娘が不登校になって3カ月~半年ごろのことです。
このころは不登校に関する書籍を買いあさり、YouTubeやSNSで情報を集めまくっていました。
また初めて不登校の親の会に参加したのもこのころです。
まだ不登校初期の段階ですが、意外と行動していたなと思います。
- 夏休み明け、学校への依頼文を提出(多様な学びプロジェクト)
- 書籍やテレビで不登校について学ぶ
- 不登校の親の会に初参加
- 勉強はあまりさせなくなった
- 平日の昼間の外出が増えた
- 教育相談に行った
- フリースクールの見学に行った
夏休み明け、学校への依頼文を提出(多様な学びプロジェクト)
娘が不登校になり2カ月ごろ、学校の夏休みが始まりました。
私はみんなが休みだと思うと精神的にすごく楽になったのを覚えています。
しかし夏休みが明けるとまた荒れてしまいました。
あまり期待はしていませんでしたが、娘から学校に行きたくないと言われがっかりしました。
そして夫婦で話し合い大泣きし、もう疲れ果ててしまいました。
それまで学校には”不登校だけど大丈夫な母”という感じで、明るい姿を見せるようにしていました。(自分ではそのつもり)
でももう疲れ、先生に対して初めて弱音を吐きました。
毎朝の欠席連絡も、学校からの電話も、親の私が学校に行くこともつらい、そう伝えました。
その際に役に立ったのが「多様な学びプロジェクト」さんが作成している「学校への依頼文」です。
↓こちらを印刷して学校に提出しました。
またこの依頼文以外にも、今の娘の状態や今まで学校で娘に起きたことなども書類にして提出しました。
書籍やテレビで不登校について学ぶ
ネットで不登校関連の書籍を買いあさっていました。
特に読みやすくて共感したのがこちらの本。漫画なのでうつ状態でも読みやすいです^^
また夏休み明けにテレビで不登校特集をよくやっており、録画して家族で見ていました。
NHKのあさイチや、フジテレビのノンストップなど。
テレビで特集してくれると不登校へ理解してもらえたり、高齢の家族からの不登校のイメージも変わるようでとても助かりました。
不登校の親の会に初参加
娘が不登校になってから3カ月ごろ、初めて市内の不登校の親の会に参加しました。
すごく勇気がいったし緊張して上手く話せなかったけど、本当に行って良かったと思う会でした。
勉強はあまりさせなくなった
このころは娘に勉強をさせることをやめてしまいました。
不登校の親の会の方に「勉強しなくてもいいんじゃない?」って言われたのがきっかけです。
それ以外にも「勉強はいつでもできる」など本によく書かれていました。
これでいいのかな?といつも不安でしたが、
勉強をさせようとするとなかなか上手くいかないし、私もイライラするので今は少し中断の気持ちでやめてしまいました。
平日の昼間の外出が増えた
このころから少しずつ平日の昼間の外出が増えていきました。
近所の公園には行けないので(知り合いに見られたくない)、
わざわざ遠くの公園に行ったり、映画館に行ったり、図書館に行ったり。
誰も知り合いのいない遠いところまで行くようにしていました。
なんとなく遠くまで行くと羽が伸ばせるような、まわりの目を気にせず歩けるような気がして堂々と歩けました。
教育相談に行った
娘の不登校のことで相談をしに市の教育相談に行ってみました。
そこでWISC検査もしてもらったり、娘の様子を見てもらいました。
相談したからといって不登校は解決しませんが、一応市に相談しているという履歴を残そうと思って定期的に通うことにしました。
フリースクールの見学に行った
そしてこのころ、娘と初めて市内のフリースクールの開放日に見学に行ってみました。
娘の年齢的にフリースクールにはまだ通えませんが、どんな場所なのかのイメージが早くにつかめたのは良かったと思っています。
娘が不登校になって7カ月~10カ月ごろ
娘が不登校になって7カ月~10カ月ごろです。
このころにやったことは、
- 給食費を止める
- 児童精神科の予約を取る
です。
本当はもっと早くやるべきでしたが、給食費を止めることは意外と勇気がいります(;^ω^)
あと児童精神科も「うちは元気だしまだいいかな」って思って行っていませんでした。
娘が不登校になって1年
娘が不登校になって1年が経ちました。
今はもう学校に戻ってほしいとは考えていません。
というか勉強もついていけないし、その他の面でもみんなについていけないので戻れないと思います。
最近放課後の学校に行くと「ここはもう娘の居場所ではないな」と感じることがあります。
ではこれからどうするのか、
その方向性がまだ見えないので不安でいっぱいです。
娘が毎日家にいることに慣れたとはいえ、今でもたまにつらくなって寝込んでしまうこともあります。
娘に勉強させるのも外出させるのも、すべて私が元気じゃないとできません。娘が不登校になり一番大切なのは親が元気でいること、仲良くいること。そのためには夫婦で話し合ったり、私が頑張りすぎず、まわりと比べないことが大事なんだと思うようになりました。
これからについて
これからの娘にしてほしいこと、願っていることです。
- 学校の別室登校に行ってほしい
- フリースクールや教育支援センターに行ってほしい
- 勉強は最低限してほしい(塾か家庭教師とか)
- 外出はしてほしい
- 人と関わってほしい
学校に行けなくても別の方法で勉強はしていてほしいです。
そして外出したり人と関わってほしいと思っています。
学校に行けないことで罪悪感を持って生きてほしくない。
まだ不登校は少数派なので難しいですが、いつかどこで学ぼうか選べるのが当たり前になる時代がくると信じています。
そうなれば不登校でも明るく、前向きに生きることができ、社会に出て自立できると信じたいです!
まとめ
娘が不登校になってから1年が経ちました。
娘が学校には行けないならもう行かなくてもいい、それが今のわが家の結論です。
この1年は本当に大変で、人生で一番悩んでつらくてどうしていいかわからなかった。
今でもどうすればいいのか、方向性がわかりません。
でもこの1年でたくさんの人と出会い、学校とは別の場所があることを知りました。
まだまだ今後どうなるのか考えると不安ですが、
「悩んでいるのは自分一人じゃない」という気持ちで過ごしていきたいです。
コメント
コメント一覧 (4件)
こんにちは。
記事を読みながら、娘の様子も私の変化もうちと同じだ!と、うんうん頷いていました。
夜遅くなる理由や、朝起こさない理由も、全く同じです!自分の時間が無いです…。
現在、ごく短時間の別室登校には行っていますが、嫌がる日もあり、教室には絶対に入りたくないと言います。
フリースクールなど新しい場所も嫌がります。
勉強を自発的にすることはまず無いので、なんとか誘って少しやらせてます。
なかなか周りに同じ状況の人がいないので、共感してもらう事もできずにいました。
これからの方向性もわかりません。
自分が変わったというのは、たしかに私もそうですね。
記事ありがとうございました。
みかんさん、コメントありがとうございます^^
共感していただいてすごく嬉しかったです。
お子さん別室登校頑張っていますね。
うちは学校にはもう近づきたがりません・・・
勉強させるのも大変ですよね。
親が頑張らないといけないと思いますが私は疲れてしまいました・・・
勉強しない子って本当にしないので、大丈夫かな?いつかするのかな?と心配しています。
方向性が見つからないうちは不安ですよね。
記事を読んでいただきありがとうございました(*’ω’*)
めるるんさん、こんにちは。
札幌市で教育支援センターのオンラインコースが始まったようですね。
うちの娘は、教育支援センターに行くのは嫌だというのですが、オンラインならできるかも…と言うので、検討してみようと思います。
火、水、金の週3日開催されていて、その中から参加する日時を選べるようです。
教育支援センター 宮の沢 オンラインコースで検索すると出てくると思います。
申し込みは学校を通さなければできないようです。
学校からは今まで案内来てないので先生たちも知らないのかもしれないですね。
センターまで足を運ばなくていいので親の負担も少なくていいなと思いました。
みかんさん、こんにちは(#^.^#)
教育支援センターのオンラインコースの件、知りませんでした!
教えていただきありがとうございます^^
検索してみましたが、通学できない子には無料でオンラインで学べて
そのうえ出席扱いになるのは素晴らしいと思いました!
たしかに親の負担はかなり減りますね。
うちも娘に合えばぜひ利用してみたいです。
教えていただきありがとうございました^^