小3で発覚した娘の発達障害を受容するきっかけ

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小2で不登校になった娘は、小3で初めて児童精神科にかかりました

そして発達検査をした結果「自閉症スペクトラム障害」「ADHDの不注意欠陥」の傾向があると言われました

しかし私は検査方法に疑問があったことと、私が想像する自閉症の子どものイメージと娘が違いすぎたため「誤診では?」とずっと考えてきました

今の世の中なんでもかんでも発達障害と言われる時代です

SNSを見ていると「くよくよしやすい人はASD」とか「疲れやすい人はADHD」なんてポストをよく見かけます

そういったポストを見ると「誰にでも当てはまるのでは?そんなこと言ったら大半の人は発達障害になるのでは?」と内心呆れていました

私は娘が発達障害と診断されたことで放課後デイサービスに繋がることができてホッとしています

ですが「本当に自閉症なの?」とずっと診断結果を疑ってきました

しかし最近あることがきっかけで「この子は定形の子どもとは違うのかも」と思うようになり、娘が発達障害であることを受け入れていかなければならないんだと思うようになりました

目次

歯医者さんで癇癪を起こした

そのきっかけは、娘と2カ月ぶりにかかりつけの子どもの歯科に行ったときのことです

その日は抜歯をする予定だったので、娘は前日から「行きたくない、怖い」と不安がっていました

しかしこれまでも抜歯を2回やってきています

毎回泣くけどそこまで暴れることなくおこなってきました

しかし今回は久しぶりだからか、とにかく不安そうで治療前から泣きそうになっていました

泣いて治療が進まない

治療前にまず寝っ転がって歯を診てもらいます

しかしこの時点で娘は涙を流し出して・・・

その後、抜歯の他に欠けている歯があったのでそちらを先に治療してもらうことになりました

しかし歯を削ったり水を入れられるのが怖くて娘が号泣してしまいました

こんなに泣いて叫ぶ姿はあまり見たことがなく(耳鼻科での耳掃除以来)、私も驚きました

そしてとにかく忙しい先生に申し訳ないなと

他の患者さんもいるので早く治療を済ませないといけないため、娘をなだめたり説得するものの泣いて叫んで聞いてくれません

3人がかりで押さえつけながらの治療

なんとかスタッフさん2名と私で娘の体を押さえつけ、先生が治療をおこないました

娘が叫ぶため治療に時間もかかってしまいました

終わったあとも手で診察台を叩いたり怒った様子を見せ、そんな姿を今まで見たことがなかったので親ながらショックを受けてしまいました

「これが癇癪を起こすということか」と

実は娘は癇癪を起すことは少なく、起こすといっても20分くらい家で大泣きするようなものだったので(年に1回くらい)、外出先でこんな姿を見たのは初めてでした

結局抜歯はできなかった

そして結局抜歯はできませんでした

次回抜歯をすることになりましたが、無事に治療できるのか不安です

先生からは「次回も体を押さえること、口を閉じると危ないので口を開ける用の器具を使う」と言われました

そして治療後の待合室でも娘がずっと大泣きし、少し怒っているのか頭を後ろの背もたれに打ち付けています

それを他の保護者や娘よりも小さい子どもたちから見られ、すごく悲しくなりました

娘よりも小さい子どもが泣かずに治療をしているのに・・・って、私も泣いてどこかに行ってしまいたくなりました

娘は他の子どもとはやはり違うんだと思い知らされた

歯医者さんからの帰り道、娘はケロッとして元気になっていました

さっきまで大泣きしていたことが本当に嘘のようで、「お腹空いたー」なんてはしゃいでいます

癇癪を起していたときの娘とはまるで別人です

娘に「治療中のこと覚えてる?なにか叫んでたけどなんて言ってたの?」と聞いてみると覚えていないようでした

癇癪を起している間は本人もよくわかっていないんだな、

だからいくら注意したりなだめたりしても聞き入れないんだな、

癇癪が終わるまで待つしかないんだな、

とはっきりとわかりました

そしてこのできごとをきっかけに

「あ、この子は本当に自閉症なのかもしれない。他の子どもとはなにかが違うのかも」

と感じ、娘の自閉症という診断を受け入れていかなければと思いました

自閉症の子どもの癇癪についての記事↓

娘から出た驚きの言葉

そしてその日の夜、娘は寝る前にこんなことを言い出しました

「今日歯を抜けば良かった」

歯医者さんで大泣きした娘がそんなことを言うとは驚きましたが、本当に自分でもよくわからずただ恐怖でパニックになり癇癪を起してしまったんだと思います

そして

「普通の子どもに生まれたかった」と言われました

小3の娘にそんなことを言わせてしまったこと、これまでの私の対応が悪かったのだと思います

歯医者さんで大泣きする娘に優しく説得していたつもりでしたが、私がイライラしたり焦ったりまわりに申し訳なく思っていたことがきっと伝わったんだと思います

娘が不登校になってからきっと何度も娘の前でため息をついたり、泣いたり、疲れた顔をしてきたと思います

そのたびに娘は自分のせいだと思い、申し訳なく感じてきたんだと思います

私が元気に明るく過ごさなければ、娘は今後もっと自分を責めたり追い詰めたりするかもしれない、

最悪「死にたい」とか言い出すかもしれない・・・

今後の課題

今後は不登校だけではなく自閉症の子どもへの接し方を学んでいかなければなりません

児童精神科や放課後デイサービスでは特になにも教えてくれないので、親が自力で試行錯誤しながら探すしかないようです

不登校に関してもですが、すべて親に丸投げ、ほったらかしです

親が自ら情報を取りに行く行動力や元気がないと誰もなにもしてくれません

まぁなんでもかんでも自己責任といわれる国なので仕方がないですが、海外の情報を知ると羨ましくなります

次回の治療が不安ですが、何度もシミュレーションをしたり説明をして見通しを立たせ、娘の不安を少しでも減らしていきたいと思います

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