こんにちは(‘ω’)ノ
2023年度の全国の小中学生の不登校者数が文部科学省より発表されました
過去最多の34万人とのことです
毎年右肩上がりで不登校の子どもは増えているそうですが、
その前の2022年度は29万人でしたのでなんと1年で5万人も増えたという結果に!
↓こちらのニュースが今SNSで話題になっています
不登校の理由第1位は「子どもがやる気が出ない・無気力」
このニュースによると、不登校になる理由の第1位は「学校生活に対してやる気が出ない」、2位は「不安、抑うつ」だそうです
昨年も「無気力、不安」が不登校になる理由の1位でしたので、ほとんど理由は変わっていないということになります
この調査に答えたのは教員
ちなみにこの文部科学省による調査、答えたのは教員だけなんです
子どもが不登校になった理由はその子ども自身もわかっていないことも多いのに
不登校の保護者の反応は・・・
このニュースを見た不登校の子どもを持つ保護者からは様々な意見が出ています
SNSのXでは以下のような意見が出ていました
- 不登校の理由1位が「やる気がない」はおかしい
- なぜ子どもがやる気がなくなったのかを調査しないのか
- 最初からやる気がなく、無気力な子どもはいない
- 不登校の親子になぜ調査をしないのか
- 教員にだけ調査をするのはおかしい
たしかに不登校の親や当事者の子どもには聞かず、教員からしか調査をとらないのはおかしいですよね(;^ω^)
不登校の親と子どもに調査をした結果、まったく違った結果に
2023年に「特定非営利活動法人多様な学びプロジェクト」が不登校の保護者、不登校の子ども、元不登校経験者に同じような調査をおこなっていました
その調査の結果、
不登校になったきっかけの1位は「先生との関係」、2位は「学校のシステムの問題」ということがわかりました
文部科学省が教員にだけ聞いた調査よりも、こちらの調査の方が不登校になったきっかけがより具体的にわかります
子どもが不登校になった理由が「やる気がない、無気力」ではないんですよね(-_-)
なぜそうなったのか、必ず理由があるはずなのにそこは調べず「子どもが悪い」と言われると不登校の親は嫌な気持ちになります
また調査結果を見ると、最近よく言われている「不登校になる理由はスマホやゲームのせい」というのも間違っているのでは?と感じます
↓詳しい調査結果はこちらから
実際の不登校者数は34万人よりもっと多い!?
またXでは「実際の不登校者数は34万人より多いのでは?」という意見が出ています
というのも以下の状況の子どもたちが出席扱いとされているからです
- 保健室登校や別室登校など、教室に入れない子ども
- 学校に入れず校門タッチだけの子ども
- フリースクールや教育支援センターに通っている子ども
- 家でオンラインの教材やオンラインフリースクールを利用している子ども
教室に入れず別室で勉強をしている子どもが出席扱いとなっているのはわかります
しかし校門タッチ(学校の中には入れないけど、校門まで来て先生に顔を見せたり校門を触って帰ること)だけで出席扱いになるというのはどうなんでしょうか?
もちろん出席扱いになることでその先の進路に良い影響が出ることもあります
その点では学校には感謝をするべきなのかもしれません
しかし不登校の問題から目を逸らされているというか、本来は不登校なのにその子どもの数にカウントされず透明化されている子どもがたくさんいるんだと思います
ちなみにうちの娘の場合
ちなみにうちの小学生の娘の場合、不登校になった理由はやる気がない・無気力ではないです(;^ω^)
同じクラスの男子によるいじめが原因です
あとは勉強についていけない、娘の特性(不安が強いなど)が原因だと思っています
先生はすごく優しかったので娘は懐いていたと思います
不登校者数を調べる意味はあるのか?
この文部科学省がおこなう不登校の調査、毎年毎年やる意味があるのかと感じています(;^ω^)
やる度にニュースになり、不登校の原因を当事者以外の人たちが探そうとし、的外れなことを不登校の親子が言われています
不登校になった理由がやる気がない、無気力なんて当事者が言っていますか?
どうせ調査するなら不登校の子どもやその保護者に聞くべきです
このニュースのせいで不登校の親子は「今の子どもはだめ」「日本は終わった」「親が甘やかしすぎ」って言われて傷つけられるんです
不登校の人数だって嘘か本当かもわからないし、すごく適当な調査だと思います
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