不登校の親子が世間から誤解されていること

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最近小学生の娘が不登校になっためるるんです(._.)

子どもが不登校になるとその親は毎日悩み、苦しみますよね。

ネットから情報を得ようとしますが、今の不登校に対して批判の声も多く落ち込むことがよくあります。

たとえば

  • 今の不登校の子どもは楽をしている
  • 今の不登校の子どもは遊びには行ける
  • 今の親はかんたんに学校を休ませる
  • 今の子どもは弱すぎる
  • 今はいじめで不登校になる子どもは少ない

などなど(-_-)

そして私がいつも思うことが

「いや実際は違うのに・・・」と不登校についてよく知らない人から誤解されているということ。

そこでこの記事では

今の不登校について誤解されていること、本当のところについてお伝えします。

目次

誤解①今の不登校の子どもは楽をしてる

最近の不登校でよく言われることが

「今の不登校の子どもは楽をしている」ということ。

  • 昔の不登校と違い今の子どもは楽をするために休んでいる
  • いじめられて休んでいるわけではない
  • 来たいときにだけ学校に来るのはずるい

などとよくネットで言われているのを見かけます。

はたして本当に、今の不登校の子どもは家で楽をしているのでしょうか。

不登校の子どもは楽をしていない

わが家の場合、娘はけっして楽をしているように見えません。

不登校初期のころは特に元気がなく、私にいつも気を遣っているようでした。

親の機嫌を伺って勉強をしたり、食欲がなかったり、寝る前に学校のことを思い出して泣いていました。

親に「学校に行きたくない」と言った時点で、子どもの心は相当疲れて傷ついた状態です。

子どもは家でダラダラしているように見えても、実は心から休めていない場合もあります。

「いつ学校に行かされるんだろう」と内心不安になっていたり、

みんなと同じように学校に行けない自分を責めている子どももいます。

不登校の子どもの中には一見元気そうに見えても、親が思う以上に深く傷ついている子どもがいます。

ゲームをするのは学校のことを忘れるため

不登校の子どもの中で、ゲームばかりしている子どもがいます。

学校に行かずゲームをしている子どもにイライラしたり、不安になる親も多いはず。

しかし不登校の子どもの中には、ゲームを楽しめていない子どももいます。

不登校の子どもがゲームをする理由、

  • 家でやれることがゲームしかない
  • ゲームをすると現実逃避できる
  • ゲームをすると学校のことや嫌なことを忘れられる

ゲームが好きだからするというより、不登校になり家でできることがゲームしかないという感じです。

そして嫌なことを忘れるためにイヤホンをし、音量を大きくしてゲームに没頭する子どももいます。

ゲームがしたいから学校を休むのではなく、学校に行けなくなり現実逃避をするために仕方なくゲームをしている子どもがいます。

 

不登校なのに外出する理由

「不登校なのに外出している」と周りから言われて傷ついた人はいませんか?

子どもが不登校になり心配なことは、学校だけじゃなく外出すること自体がこわくなることです。

そうならないためにも、わが家は不登校でもなるべく親子で外出するようにしていました。

そして子どもの同級生に会わないために平日の昼間に外出するのですが、

「学校休んで外出するなんて良くないことをしている」と内心ドキドキしていました。

不登校の親子は外出してても、けっして楽しく遊んでいるわけではありません。

「不登校なのに外出することは悪いこと」だと子どもが悩み、コソコソ暮らし、いつか引きこもりになる方が心配です。不登校の親は子どものために勇気を出して外出しているんです。

不登校の子どもは家で楽をして過ごしていません。毎日将来が不安で自分を責めている子どもが多いです。

誤解②今の親はかんたんに不登校にさせている

最近の不登校でよく言われることが

「今の親はかんたんに不登校にさせている」ということ。

  • 今の親は子どもに甘すぎる
  • 今の親は学校に文句ばかり言っている
  • 昔は無理やり学校に行かされた

などとよくネットで言われているのを見かけます。

はたして本当に、今の親はかんたんに不登校にさせているのでしょうか。

かんたんに休ませる親はいない

まず、学校に行きたくない子どもを最初からかんたんに休ませている親はいません。

不登校の親は過保護だの過干渉だの言う人がいますが、適当なことを言って親を追い詰めないでほしいです。

そして今は共働き家庭が多く、

子どもが不登校になると働きに行けず収入も減るため、かんたんに不登校にさせるわけがありません。

みんな最初は無理やり登校させた

子どもから「学校に行きたくない」と言われたら、まずは無理やり行かせる親がほとんどだと思います。

わが家もそうでした。

泣いて「今日学校に行きたくない」と言う娘を、無理やり行かせていました。

学校に着いて泣いている娘を先生に預けていました。

最初は「行けばなんとかなる」と思っていましたし、実際娘は元気に帰ってきていました。

最初は朝に登校渋りをしていた娘が、そのうち寝る前に「明日学校に行きたくない」と言うようになりました。そしてだんだん眠れなくなり、体の不調が出てきました。

生気をなくした子どもを見て不登校を決断する

親から無理やり学校に行かされた子どもの中には、その後学校に通えるようになる子どももいます。

しかし無理やり行かされたことで親を信用できなくなったり、体調不良に陥る子どももいます。

学校にも家にも居場所をなくし、部屋から出てこられなくなる子どももいます。

自分なんか死んだ方がいいと考え、自死しようとする子どももいます。

そんな子どもを見たら、普通の親なら学校に行かせようという気はなくなります。

このままではいつかこの子は死んでしまう、そう思い親は苦渋の決断をするのです。

不登校の親はかんたんに学校を休ませてはいません。自分の子どもがどんどん壊れていく様を見て、不登校を決断するのです。

誤解③今の子どもは弱すぎて繊細

最近の不登校でよく言われることが

「今の子どもは弱すぎて繊細」ということ。

  • 今の子どもは弱すぎる
  • 今の子どもは社会に出て働けるのか
  • 今の親が叱らないせいで繊細な子どもが増えた

などとよくネットで言われているのを見かけます。

それにより不登校の子どもが昔より増えたという意見をよく見かけます。

はたして本当に、今の子どもは弱すぎて繊細なのでしょうか。

弱いのは子どもだけ?時代がそうさせた

「今は弱い子どもが多い」と言う人がいます。

そもそも昔よりも今は少子化の時代、子ども一人一人が大切に育てられ命も大切にされるのが当たり前です。

戦後の昭和や人口の多かった平成初期は、いわば弱肉強食の世界。

その時代の大人から見ると、今の子どもが弱く見えるのは仕方ありません。

しかし弱くなったのは子どもだけではありません。

大人だって昔にくらべると弱くなっているはずです。

今の子どもが弱いわけではなく、日本人全体が少しずつ弱くなってきています。言い換えると平和ボケ、争いもないので弱くても生きていけるのです。

弱いではなく自分を大切にする人が増えた

また弱いというより、自分自身を大切にする人が増えたのだと思います。

たとえば仕事よりも家庭や、自分の時間を大切にする大人も増えていますよね。

HSCが認知されてきた

また近年、HSCという言葉が知れ渡ったことで「繊細な子どもが増えた」と言われるようになったのかもしれません。。

HSCとはHighly Sensitive Childの略で、日本語で「非常に敏感な子」という意味を持ちます。

HSCは5人に1人いると言われ、不登校になりやすいとも聞きます。

今の子どもだけが特別に弱く繊細なわけではありません。これは日本が命の危険もなく、ぬくぬくと生きていける場所ということかもしれません。

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まとめ

最近の不登校のイメージで誤解されていると思うものを考えてみました。

実際に不登校の親になってみて「どれも間違ったイメージ!」と思いますが、

私自身、子どもが不登校にならなければわからなかったこともあります。

不登校に対して勝手な想像で批判する人もいますが、

結局その当事者にならないとわからないのだと思います。


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